獺祭の桜井会長の講演会から学ぶこと
- 2019.01.27
- ひふみ
こんにちは!沖縄県宜野湾市のひふみ税理士事務所、女性税理士の大城です🌻
先日は沖縄県社会保険労務士会主催の
社会保険労務士制度創立50周年記念講演会へ
「獺祭」で有名な旭酒造、桜井会長の講演を聴いてきました。
日本酒といえば獺祭!というほど有名な銘柄。
日本国内のみならず、アメリカ、フランスなどグローバルに販路を展開しています。
現在では日本酒業界の勝ち組となった旭酒造ですが、
桜井会長が会社を継いだ当時は山口県の岩国でも4番目の規模の小さな酒造所。
そんな会社が獺祭という大ヒット商品を生み出す。
負け組だから、それまで作っていた旭富士をやめ
新たな商品、獺祭をつくれた。
印象が強かった桜井会長のお言葉。
以前までは過去売れなかった商品を
売れなかった取引先へ
売れなかったお客様へ
一生懸命に売る努力をしていたと。
美味しい酒作りを追求し新たな商品を作り出し
山奥の過疎地だから、東京市場に活路を見いだせたと。
今までの伝統や手順を捨て、新たな商品の開発など
従来の方法を捨てるのはとても勇気のいることだと思います。
でも、負け組だから打てる手はたくさんあったのかな?と思います。
時を同じくして、
先日はラスク洋菓子製造のシーベル倒産のニュースが。
バブル崩壊後、手土産ラスクとして一大ブームを起こしJASDAQへの上場も果たした会社です。
経営破綻に至った背景について
「ラスクで先頭を切って上場まで到達した。
しかし、その後、贈答の習慣が変わり、
ライバルが出現しても成功体験から抜け出せなかった」
双方のコメントは表裏一体、
現在の結果だけをみると旭酒造は過去の芳しく無かった経験が新たな商品をつくるきっかけとなり、
大ヒット商品の獺祭を生んだと考えられます。
ただ、この商品のヒットにあぐらをかいていたら後発の日本酒メーカーに追い抜かれる事も考えられます。
感想を言葉で言うことは簡単ですが、
実際に過去の実績(過去の仕事のやり方や成功体験)を見直し、時には捨てて
新たな取り組みへ、新たな業務の開発へは反対意見も多いことでしょう。
また、それが成功に導くとも限りません。
ただ、今後キャッシュレス社会、など時代の空気を読み、新たな時代へ経営の舵を取ることは
ありえることではないでしょうか。
我が事務所も過去の実績?(は未だありませんが業界の風習に因われず)にあぐらをかかず
新たな知識を仕入れ(それを加工し)お客様のお役にたてる情報を提供できればと考えております。
気持ちは獺祭だったのですが、近くの酒屋には獺祭は売ってませんでしたので
今日はこちら玉乃光酒造所のしぼりたて原酒でカンパイ!!
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